フランスの昔風の野菜 パナイス編
冬の間中、有機栽培の野菜かごに、パナイスが入ってきた。パナイスは、苦手である。
子供たちはもちろん苦手だが、私も苦手。この甘みと、カッサンドラの言う「あじにおい」の個性の強さ。
よく言われるポタージュスープやピューレ、グラタンなどは試してみたがかなり厳しい。大量に残りが出て、私も食べたくない。
薄切りにしてオーブンで焼くチップスは、カッサンドラは気に入ったが、そうはいっても大量消費には結びつかない。
ある時、「パナイスで何作ろう?」と言っていると、子どもたちはパナイスの名前を憶えていなくて、「なにそれ?」という。
「これだよ、この強烈なにおいのやつ」と生のパナイスを、子どもたちに嗅がせてみた。オリオルはぴゅーっと逃げてしまった。ところがカッサンドラは、「別に臭くないよ。ふつう。ニンジンと同じ匂い」と言う。
おや?と思って生の切り口のにおいをかいでみると、確かにニンジンの匂いだ。
さすがアスペちゃん、嗅覚すばらしい。
「このまま食べられそう。」とカッサンドラ。
そして、パナイス・ラペ・サラダにしてみた。なんならニンジン・らぺより癖がないくらいで、美味しいです。
食べ方やっと一つ見つけましたが、まだまだ募集中。