衣谷の日記

フランス在住働くシングルマザー

サラダ弁当のドレッシング問題 パセリの塩和え

 お弁当をサラダにしたいことがよくある。簡単だし、お昼を軽くしたいことって多い。いつも思うが、食事は、前菜とデザートだけ食べたい。サラダとタルト、テリーヌとアイスクリーム、季節の野菜のポタージュとティラミス、などというのが理想と思うのは私だけだろうか。

 

 タッパーに、マルシェで買ったおいしいミニトマト、キュウリ、レタス、アボガド、ナッツ類をカットして入れて、困るのはドレッシングだ。ドレッシングをかけてしまえば、昼までに水分が出ておいしくなくなる。

 そのため、お弁当のサラダは炭水化物や豆系のものを入れて水分を吸わせることが多かったけど、でも普通のサラダを食べたいときも多いし、炭水化物や豆だと、前もって準備してないとすぐには出来ない。

 

 それで最近考え出したのは、パセリの塩和えを敷く技。イタリアンパセリをたっぷりみじん切りにして、粗塩をかけて混ぜ、タッパーの底に敷く。後は普通に好みのサラダを入れて、上からオリーブオイルかごま油を小さじ1くらい回しかける。トマトの汁とか、アボガドが入っていればアボガドの変色防止にかけるレモン汁で、食べるときにはちょうどいい酸味が入るから、タッパー底の塩パセリごとさっと混ぜれば、ドレッシングの3大要素、脂・塩・酸味がそろう。

 塩でしんなりしたパセリは、野菜臭さが減って食べやすい。ビタミンが豊富なのもいいし、フランスのマルシェでパセリ一束買うと、量が多いので大量消費の手段にもなる。

 

 こしょうを多めに振っておいたり、ごまや新玉ねぎの粗みじん切りを少し載せたりしておけば、味に変化がついて、作りたてのサラダに負けないおいしさになる。サラダのトッピングに、手でちぎった海苔をたっぷりかけたり、生のマッシュルームをぴらぴらに薄く切ったものもおいしい。食物繊維と旨みを追加できるので、最近すごくはまっている。うちでの夕食の前菜に、この方法は子どものウケもいい。

 

 今日のお昼は、王道のミニトマト、キュウリ、レタス、アボガド。パセリの塩和え敷きで、かけたのはオリーブオイル。新玉ねぎを少しだけトッピングして、白こしょうたっぷりめに振って職場に持っていった。デザートは、友だちの庭で出来た頂きもののイチジクで作ったクランブル。スライスアーモンドをたっぷりかけて、クランブルのなかにもアーモンドプードルをたくさん入れて焼いたので、良質の脂質多めで腹持ちもいい。

 私にとっては、かなり完璧に近いお弁当。栄養よし、値段よし、準備時間5分(サラダだけ。と言ってもクランブルも簡単)、そして何よりおいしくて気持ちが大満足するのもよし、だった。