衣谷の日記

フランス在住働くシングルマザー

実はタイパもいい「自力で買い物」

 ここ2~3年、カルフールのネット購入で配達を頼むのが、多少高くても効率のよい食料品の買い出しだと思ってきた。毎週、週末に一週間分の買い物をする。前もって一週間の献立を作り、リストを作り、まとめ買い。土曜日に配達してもらって、週末のうちに作り置きなどもする。
 ただ、やっぱりお店やマルシェで買うより高いし、品切れで届いてみてからないことが分かるものもある。買い忘れや、カルフールのネット上にはない商品を後で買い足したりすることも多く、合せると一週間180€くらいの出費になっていた。

 高いなあ、というのもあるし、時短になっているつもりが、足りないものを買い足さないといけないときは、なんだか時間もお金も損した気になる。

 フランスの郊外生活で一般的なのは、週末の買いだめ。毎日仕事帰りにスーパーによるという生活はしにくい。だいたいスーパーが閉まるのが夕飯の時刻に対して早い気がするし、街なかのスーパーは高くて品揃えもいまいち。週末に車で大型スーパーへ行くというのが一般的なスタイルだから、そのほうが安くて新鮮で、選択肢も充実している。

 ただ私は車を持たない生活をしているから、郊外在住でも大型スーパーには行けない。パリ市内なら、マルシェや小売店が、少々高めでも新鮮で充実しているからいいが、私は郊外でパリスタイル暮らしたがっているようなものだ。それであきらめてお金で解決、ネット購入で配達と決めていたんだけど、もっと楽しいことにお金を使いたくて、この秋から、自力で買い物へとシフトした。

 実は、それを思い切れたのは、お金のことも大きいが、実は、日々の生活で、運動時間が取れないという別の悩みと、カップリングさせて考えるようになったためだ。

 自力で買い物ということは、週に2~3回はスーパーやマルシェに歩いて行って、くそ重い荷物を持って帰ってくるということだ。スマートウォッチで測ると一目瞭然だが、実はそういう、買い物とか料理とか、掃除とか洗濯のような家事って、心拍数を何気に上げて、軽い運動をけっこうな時間しているという状態になる。去年のダイエットで落ちた基礎代謝を戻したいという目的もあり、買い物は、身体を動かす機会ととらえると、一石二鳥、いや、買い過ぎを防いだり、ネットより安いことが多いから、節約にもなるという一石三鳥で、私が自力で買い物をする理由が十分にある。

 朝あと15分時間取れたらバーレッスンとストレッチがゆっくりできるのに、とか、筋トレや有酸素運動ができるのに、とか言っていたが、カルフールのサイトの前でポチポチやるより、寒くても暑くても、外に出て買い物してくる方が、ずっと効率的に運動になる。
 同様に、通勤時も、時短と思って最寄りのトラム駅を利用するのが常になっていたが、駅まで歩いてみたら、案外時間的にはほとんど変わらない。駅まで遅刻しそうと思って走るほうが、うちの中で有酸素運動のユーチューブ動画一本やるより、気力使わず運動になっている。

 ということで、私は最近、あてにならないトラムに乗るのもやめて、次のトラムやバスを調べることもなく、最初から郊外電車の駅までの20分の道のりを歩くことにした。トラム駅まで行って待ったり、そこで故障だなんだと不通になっていたりして、ぶつくさ言いながらバス乗り場に移ったりするより、ずっとストレスレスで運動になり、しかも実が時間的にもそんなに変わらない場合が多い。
 ジム行って歩くより、コスパもタイパもいいよね、って、もちろん人から言われれば頭ではそうだと分かってたけど、実際やってみると、実感する。そういうこと言ってる人は、もう少し長い目で見ていたんだなと思う。今の3分を見てるわけじゃない。駅まで歩くと遅くなるから、スーパーに毎回行くと時間取られるから、と思って避けていたけど、実は、運動とストレス管理、節約といっぺんにできて、タイパもコスパも優秀じゃんと思う。

 ぐるぐる試して、結局普通なところに戻ってきた感じ。